コダワリのモノ

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※リーバイス501xx1947モデル※

ブランド:リーバイス

モデル :501XX(1947)

サイズ :W32L34

生産国 :アメリカ

素材  :コットン100%

購入店 :ロフトマン梅田

購入年 :2018年

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【リーバイス復刻モデルについて】

現在のジーンズと呼ばれている全てのモノの原点はリーバイス社が発明した「XX」という名のジーンズでした。

「XX」はアモスケイグ製のデニムの品名から名付けられたものです。

1873年からの長きにわたり、リベット付きオーバーオールの製造はLS&Co.のみに許可されていましたが、この年からは他社も合法的にこのスタイルを模倣できるようになりました。LS&Co.は来たるべき競争に備え、まずはポケットの内側の布地(ポケット スレーキ)にXX オーバーオールの丈夫さとその独創性についての情報を記載しました。
同時に1890年はロットナンバー制度(501)が採用された年でもありました。特許期間が終了したことによりロットナンバーをつけざるを得なくなったという側面もありましたが、もうひとつの理由は、商品ラインが拡大し、番号による管理が必要になってきたためです。それまで小売店が商品を発注する際には、簡単な商品説明を行ってどの商品かを特定していたのですが、番号で注文できるようになったため、小売店側にとっても便利になりました。オーバーオールには501、ジャケットには506など、最高品質の素材で製造された商品には5から始まるロットナンバーが付けられるようになりました。

1890年「XX」に「501」という名前が付けられたのが501の始まりです。128年の歴史のあるモデルなんです( ゚Д゚)

「XX」が1873年に誕生しているのでそこから数えると145年もの歴史があるジーンズなんです!

現代の501は当時の「XX」の特徴を多々残しています。

フロントポケット部のリベット、バックポケットに入れられるアーキュエットステッチ、ボタンフライ、右後ろ上部に付けられているパッチは、1890年に501の原型である最初のジーンズXXから備えていた特徴的仕様でした。

これらの仕様を復刻したジーンズが501XXなんですね!

それにしても通常の501の価格差が大きいことに納得いかない人も多いのではないでしょうか?

リーバイス ヴィンテージクロージング

【通常モデル(501)と復刻モデルの違い(501XX)】

 復刻モデルはmede in USAで現在製造されている中でも最上級デニムです。アメリカのノースカロライナ州のコーンミルズ社で制作されているものです。

501と501XXはノンウォッシュか洗い加工されているかの違いです。ノンウォッシュはパッチに501xxと表記されていて、洗い加工しているものは501と表記されています。

501xxと501XX(大文字)は全くの別物であり、501xxはレギュラーモデルで比較的に安価で、501XXはヴィンテージモデル(復刻モデル)で価格帯が高いです。以前は501xxもアメリカで生産されていましたが現在は工場が閉鎖されトルコ製やメキシコ製などになっています。

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 1998年にリーバイスヨーロッパが過去のリーバイスジーンズを忠実に復刻するためにリーバイスヴィンテージクロージングプロジェクトを開始しました。

上質な素材を使い、当時の織り方を忠実に再現したモデルが復刻モデルの501XXです。織り方が違うことから色の落ち方や、アタリの付き方が通常のモデルとは異なります。復刻モデルは洗濯することにより10%ほど収縮します。これはジーンズのタグにも記載されています。

【501XX 1947モデルとは】

1947年モデル501は、1930年代モデルと大戦モデルの特徴を兼ね合わせたハイブリッドなスタイルであると同時に、来たるベビーブーム時代に着眼したモデル。いわば、物語に富んだ歴史と、明るい未来の両方を内包したモデルとなる。
第二次世界大戦終結し、再び素材が手に入るようになり、リーバイスは、高まる戦後需要に応えるべく、ふたたび生産量を増やしていった。
シンチやサスペンダーボタンといった付属的ディテールのない、よりスリムなフィットは、まさにロックンロール世代のためのモデルだった。
戦時中に取り除かれていたウォッチポケットのリベットも再び打ち込まれるようになり、ペンキで描かれていたアーキュエットもステッチに戻された。このモデルからは2本針式の機械が導入され、1本針式の時代に生じていた機械の性能差や、縫製工の技術差に影響を受けることなく、リーバイスの信頼の証であるダイアモンドシェイプをすべての商品に同じサイズ、同じデザインで縫い込むことができるようになった。
大文字の”E”が入ったレッドタブは商標登録されていたため、戦時中も省かれることはなかった。生地には、コーンミルズ社製のレッドセルベッジ デニムを使用。 1947年モデル501 は、ストレート レッグのクラシックなスリムフィットです。

【復刻モデルは何種類?】

1890年

1915年

1922年

1933年

1937年

1944年

1947年

1954年

1955年

1966年

1978年

11種類あります。詳しくは公式WEBに記載されています。

今回購入したのは1947年モデルになります。

【購入記】

ロフトマン梅田にてリジットをワンウォッシュした商品を購入。

股下70cmにカット、チェーンステッチを施してもらいました。

最初はリジットで購入して、一から育てていこうと考えていたため、リーバイスの正規店でリジットを試着しましたが、2インチ縮むのでそれを考慮して購入してくださいと言われました。そこでサイズ選びにかなり迷ってしまいました。レングスについても最初は切らずに、何回か洗いにかけた後に切ったほうがいいとアドバイスを受けさらに迷ってしまいました。

ロフトマンに行った際、復刻の1947モデルがあり試着しようとしたところ、ウチの復刻デニムは予め店でリジットデニムを高温の水でワンウォッシュかけているのでこれ以上は縮まないですよと言われ、リジットにコダワリすぎてサイズ選びに失敗するぐらいならと思い、購入に至りました。

チェーンステッチの機械もあるというので、レングスもジャストに合わせました。

 

【エイジング】

ブログの写真は購入し、さらに一回洗いにかけた状態です。

履きこんでいき、6か月に1度のペースで洗いと乾燥機にかけていこうと思っています。色落ちとあたりの出具合が楽しみです。 

タグにも10%収縮しますと記載がありますが、ワンウォッシュしたものを購入したので、ほぼ縮まなかったです。

今回は60度のお湯で30分ほど洗い、大型乾燥機にかけました。脱水が不十分だったのでポケットの裏地に色が移りましたよ・・・ 

これからエイジングを楽しみ、自分にあったデニムに育てていこうと思います。

リーバイス ヴィンテージクロージング